アークザラッド2 ストーリー
オープニングは主人公エルクが子供の頃に体験した事を夢に観ている所から始まります。
子供の頃、エルクはピュルカの民が住む集落で暮らして居ました。
そんなある日、戦艦"シルバーノア"を旗艦とするスメリア国の部隊が現われて、
村を焼き払い、村人を皆殺しにし、集落の守り神である"炎の精霊"像を略奪しました。
アークザラッドの世界には万物に精霊が宿っています。
ピュルカの集落にあった炎の精霊像には文字通り炎の精霊が宿り、多大な力を秘めていました。
それにスメリア国のバイオ研究所が目を付け、精霊からエネルギーを搾取する為、略奪に来たのです。
スメリア国は最近国王が暗殺され、大臣であるアンデルが実質的な指導者となり、
ダウンタウンを潰して街を� �げたり、パレンシアタワーと呼ばれる建物を建設した結果、
エネルギー需要が追いつかなくなっていたのです。
しかしスメリア国は"精霊の住む国"と呼ばれる普通の国家。
このような略奪行為を裏で行っている事を表沙汰にする訳には行きません。
そこで、口封じに目撃者は全て殺害する事で事実を闇に葬ったのでした。
ピュルカの民は絶滅したように思えましたが唯一の生き残りが居ました。
それがアークザラッド2の主人公"エルク"です。
エルクは目の前で肉親が虐殺されるのを目の当たりにし、
秘めていた炎を操る力を開花、爆発させ一撃で兵士数人を焼き殺しましたが、
子供だったエルクは魔力が尽き、へたり込んでしまいます。
エルクの"特殊能力"を目にした研究員の1人がエルクに興味を持� ��、研究材料として連れて帰る事にしました。
人間とモンスターを融合させ生物兵器を作る機関"キメラ研究所"の"白い家"へ。
キメラ研究所のお話しは今は置いておいて、成長したエルクのお話しを始めましょう。
■深夜のギルド仕事
場面は現在、アルディア国、プロディアスの街、エルクのアパートに移ります。
今のエルクは15歳まで成長していて、過去の記憶を失っています。断片的には覚えているようですけどね。
夢から覚めたエルクは今夜はもう眠れないと思い何処かへ出かけようとしました。
家のドアを開けようとすると、男が同時に入ってきました。
彼の名はビビガ。
エルクは"ハンター"と呼ばれる金次第では危険な仕事も請け負う傭兵のような仕事をしています。
その仕事の� ��介や、必要な物資を揃える役割を担っているのがビビガです。
ビビガは深夜にも関わらず依頼を持ってやって来たのでした。
エルクは半ば無理矢理、ハンターが仕事を請け負う場所"ギルド"へ向わされます。
友人は何ですか?
ギルドで仕事の説明を受けるエルク。
仕事の内容はアルディア空港に現われたテロリストの鎮圧でした。
エルクはアルディア空港に向かい、
パラグライダーで窓を突き破って空港内へと侵入した所、テロリストと鉢合わせしました。
相手は雷を操る凄腕でしたが、エルクには敵いませんでした。
深手を負わされたテロリストは飛行船へと逃げてしまいます。
エルクもテロリストを追って飛行船へ駆け出しました。
テロリストを探していると、ドアの向こうに気配を感じました。
向こう側に何かが居る事を察したエルクは、扉を開け進みます。
すると、猛獣の唸り声と共に闇に光る赤い眼が見えます。
武器を構え、モンスターに襲い� ��かろうとすると、少女の声が聞こえてきました。
「この子、なにもしてないわ」
少女は何者かに追われいるので、自分を逃がしてほしいとエルクに頼みます。
しかしエルクはテロリストを追い詰めるので精一杯。
後で助けに来るから、と言い残し立ち去ろうとすると、ドアの外から悲鳴が聞こえてきます。
すぐに声のした方へ行って見ると、一人の船員が倒れて居ました。
テロリストは甲板へ上がったと伝えると、事切れてしまいます。
甲板へ上がると、テロリストが待ち受けていました。
追い詰めたと思うとテロリストは4体もモンスターを召喚し、
5対1の圧倒的不利な状況へ追い込まれてしまいます。
先ほどの戦いの傷もあり絶体絶命。
打開策を模索していると、背後から回復魔法が飛んで 来ました。
先ほどの少女とモンスターが助けに来てくれたのです。
2人と1頭は力を合わせて戦い、テロリストを追い詰め観念させました。
なにやら怯えた様子のテロリスト。
エルクは殺さないと言っているのに必死で命乞いをしています。
「奴等は失敗を許さない」
そう言うと、何処からか銃弾が飛んで来てテロリストに命中、息絶えてしまいました。
背後に気配を感じ振り向くと、銃弾を放った黒づくめの男達に退路を断たれてしまっています。
少女を渡すよう迫る男達。
このままではエルクの身が危ないと悟った少女は自ら捕まる事を選びました。
その言葉を聞いたエルクの脳裏に昔の記憶が蘇ります。
エルクが白い家から脱走した時、施設で知り合ったミリルと言う少女と一緒でした� �、
ミリルは途中で脚を痛めて動けなくなってしまいました。
エルクは後で助けに来る事を誓い、一人白い家を脱出したのでした。
この辺りから、エルクの失われていた記憶が徐々に蘇り始めます。
あなたの魂を団結する方法
同じ過ちを繰り返したくなかったエルクは、
男達を蹴散らし、リーザを小脇に抱えてワイヤーにフックを引っ掛け脱出。
モンスターのパンディットも一緒です。
逃亡された事に焦った男達は、つい発砲してしまいます。
数発撃った所でリーダーと思われる男が生かして捕らえなければ意味が無いと制止しましたが、
リーザは流れ弾に当たってしまいました。
撃たれたリーザを抱え、エルクはプロディアスの南方にある町"インディゴス"にある"シュウ"のアパートへ向いました。
シュウは白い家から逃げてきたエルクを偶然見つけて助け、ハンターの手解きまでしてくれた恩人です。
彼ならなんとかしてくれるに違いありません。
ハン� ��ーは明確な犯罪行為は行いませんが、一歩間違えば犯罪のような行為は行いますし、
警察で手に負えない仕事が回ってくる事情もあり、警察とは犬猿の仲で頼る事は出来ないのです。
シュウに事情を話すエルク。
空港襲撃事件は国中に知れ渡っているので目だった行動はしない方が良いと助言されます。
しかし銃創を負ったリーザを放って置く訳には行きません。
シュウはハンター御用達の闇医者ラドなら頼めると教えてくれましたが詳細は教えてくれず、
仕事があると言い去って行ってしまいました。
エルクはラドとやらを探しに、インディゴスの町へ出ました。
■闇医者ラドを探して
インディゴスのギルドに居たハンターがラドの居場所を知っていました。
この時間(昼間)なら酒場で飲 んだくれている、と教えられたエルクは酒場へ向いましたが、
酒場にラドは居らず、バーテンの話しによると"廃墟の街"へ行ったとの事でした。
エルクがインディゴスの西に位置する廃墟の街へ到着すると、
ラドがモンスターに絡まれています。
そのモンスターは昔ラドに診て貰ったが助からず、命を落としそうになっている所を、
"ある連中"に助けられ、モンスターの体を手に入れた。
そのお礼をする為に、ラドを廃墟の街に呼び寄せたそうです。
エルクはモンスターを退治し、ラドにリーザを診るように頼みました。
ラドに診てもらったリーザは暫くすると目を覚まし、今までの経緯を話し出しました。
リーザは"どこかの研究所"へ送られる途中で、
例の空港襲撃事件に乗じて逃げ出した所にエ� ��クと遭遇したそうです。
リーザもエルクと同様にキメラ研究所に送られる所だったのでした。
空港を襲ったテロリストもラドを襲ったモンスターも、キメラ研究所で改造されたに間違いありません。
"ワシントンはどこまで歩いたの?"
■二人のギルド仕事
一晩でリーザは動けるまでに回復しました。
もう暫く回復を待ちたい所でしたが、シュウに迷惑を掛ける訳にもいきませんし、
リーザを1人にしても置けないので、2人は一緒にギルドへ仕事を探しに向いました。
ハンターと言うのは試験がある訳では無く、ギルドでは誰でも仕事を探す事が出来ます。
勿論命の補償など無く完全に自己責任ですけどね。
後にハンターには試験制度が導入されますが、それはギルドが警察の役割も担うようになったから…、
これは大分未来の話しで今は関係ありませんね。
インディゴスのギルドに行くと、
丁度急ぎの仕事があり報酬も良いと言われたので引き受ける事に しました。
依頼の内容は、盗賊団のアジトの壊滅。
エルク達は指定された路地裏へと向いました。
この仕事はリーザを捕まえようとする連中が仕掛けた罠でした。
倒しても倒しても湧いて出てくるモンスター、エルク達は追い詰められてしまいます。
更には警官隊まで現われてしまい、捕まったら面倒な事になるのは目に見えていました。
その時です、行き止まりのドアが突然開き、中から声がしてきました。
声の主のお陰で、エルク達なんとかモンスターと警官隊から逃げられました。
助けてくれたのは、インディゴスの酒場の歌姫"シャンテ"でした。
なぜタイミング良く現われたのか、なぜ助けたのか、シャンテは何一つ語らず、
ただリーザを狙っている連中の情報を1500ゴッズで買わない� �、と持ち掛けてきました。
流石のエルクも多少は怪しく感じましたが、
何の手掛かりも無い事状況にあり料金も後払いで良いと言うので、情報を買う約束をして酒場を後にしました。
■深夜の酒場の出来事
シュウの部屋でまた一晩厄介になり、翌朝からはシュウも加わって3人で行動する事になりました。
3人はギルド仕事を幾つかこなして1500ゴッズを作り、シャンテに会いに酒場へ行きました。
バーテンにシャンテに会いに来た事を伝えると、
シャンテからの伝言で、金は夜持ってきて欲しい、と言われます。
エルク達は夜まで時間を潰してから、再び酒場へと向いました。
深夜の酒場で待っていたのはシャンテではなくモンスターでした。
「モンスターの力を宿した新人類」
モンスターは 自分の事をそう言いました。彼もまたキメラ研究所で改造された人間だったのです。
仲間になる事を断ると、モンスターは攻撃を仕掛けてきました。
モンスターを倒し、シャンテの居場所を問い詰めると、
プロディアスの女神像の広場に行くように言われます。
明らかな罠でしたが、何の手掛かりも無い以上、飛び込んで行くしかありません。
夜が明けるのを待ち、エルク達はプロディアスの街へ向いました。
■プロディアスの女神像
プロディアスの女神像は、大国ロマリアから友好の印としてアルディア国に送られた物です。
その女神像の建設が終わり、お披露目の式典が今夜開かれます。
式典に向う途中、エルク達は"ヒエン置き場"へ寄り道をする事にしました。
ヒエンとはエルクの飛行船で、ビビガが管理をしています。
この時もビビガは飛行船をいじっていました。
なんでも先端の形状を変えて、エンジンを調節して速度の向上を図っている途中らしいです。
取り留めの無い話しをしていると、ビビガが式典の入場チケットをくれました。
都合良く式典に参列出来るようになったエルク達は、式典会場へと向います。
式典会場に着くと"ガルアーノ"が� ��ピーチを行っている最中でした。
ガルアーノはロマリア四将軍の一人で、アルディア国を意のままに操ろうとしたロマリアからの刺客。
その目論みは成功し、今ではアルディア一の権力者として、
政治のみならずマフィアまでをも牛耳っている人物です。
ガルアーノのスピーチが終わると女神像の手が光りだし、
参列していた人達の意識が薄れていきました。
エルク達も意識を失い掛けていた、その時です。
女神像に銀色に輝く美しい飛行船が急接近してきました。
女神像の近くに飛行船が停止して暫くの後、
何度も稲妻が女神像に直撃し女神像は半分が崩れ落ちてしまいました。
飛行船に乗っていたのはテロリストとして指名手配されているアーク達で、
アーク達は女神像が"何か良からぬ� �"に使われる事を察知して破壊しに来たのです。
そうとは知らない人々は"賞金首のアーク一味"が現われた、と式典は大混乱。
そんな中エルクだけはアークの飛行船、シルバーノアを見つめて立ち尽くしていました。
またエルクの記憶が蘇りました。
シルバーノアはエルクの村を焼き払った連中が乗ってきた飛行船だったのです。
悪名高いアーク一味、そしてシルバーノア、エルクがアーク達が自分の村を焼き払ったと思い込んでしまうのも無理はありません。
仇を見つけたエルクはヒエン置き場へ駆け出します。
リーザとシュウはそれを追いかけました。
「償わせてやる」
エルクはそんな事を口走っていました。
ヒエンを全速力で飛ばし、遂にシルバーノアに追いつきます。
シュウは村を襲っ� ��飛行船に間違い無い事を今一度エルクに確かめると、攻撃の準備に取り掛かりました。
リーザはオロオロしています。
追い付いたのも束の間、シルバーノアも全速力で飛行し始めました。
ロマリア製の軍用飛行船と、手作りのヒエンとの性能差は比べるまでもありませんでした。
無理をし過ぎたヒエンの船内に、けたたましくアラートが鳴り響いています。
それでもエルクは全速力でヒエンを飛ばし続け、
限界を超えたヒエンは爆発、墜落してしまいました。
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