・イスラエル ホロコースト追悼式典
4月20日 6時34分
ナチス・ドイツによるユダヤ人の大量虐殺、ホロコーストの犠牲者を追悼する式典がイスラエルで行われ、ネタニヤフ首相は、対立するイランの核開発を阻止できなければ、ホロコーストの悲劇が繰り返されるおそれがあるという強い危機感を示しました。
イスラエルでは、ナチス・ドイツによっておよそ600万人のユダヤ人が大量虐殺されたホロコーストの犠牲者を追悼する式典が18日から2日間に渡って各地で開かれました。
このうち、エルサレムでは、19日午前10時にサイレンの音を合図に一斉に黙とうが行われたほか、ホロコーストの犠牲者の慰霊碑に強制収容所を生き延びたお年寄りなどが花輪を手向けました。
18日夜に行われた式典で、イスラエルのネタニヤフ首相は「イランの脅威を誇張として受け流す者はホロコーストの教訓を何一つ学んでいない」と述べ、対立するイランの核開発を阻止できなければ、ホロコーストの悲劇が繰り返されるおそれがあるという強い危機感を示しました。
イランのアフマディネジャド大統領は、ホロコーストの事実を否定する一方で、核開発を続けています。これに対し、イスラエル側は、イランの核開発は軍事目的で国の存亡に関わる危機だと位置づけ、先制攻撃も辞さない構えをみせています。
自らをユダヤ人だと称してはいるが、その実マモンの下僕である者たちが今もなお神の前に恥じ入ることもなくこう嘯いている。
敵が我が同胞六百万人の命を奪ったのだ、と
では私が神に代わって問おう。
お前たちは彼らの命を誰にいくらで売渡し、いままた多くの無辜の人々の命を誰にいくらで売ろうとしているのであるか?
彼らのi命と思いの数を測ることもなく、しかしお前たちは自分たちの欲望と彼らの命を秤にかけ、問答無用に彼らの犠牲をこそ望み、何処かへ売り渡したではないか?
お前たち毒蛇のように狡い商人は、血の繋がった同胞をさえ無慈悲に売り物とし、さらには自らの売り渡した者の数をごまかし高く売りつけ、その上自分の手が売り渡された者の血で真っ赤に汚れていることさえ隠し通せると思っている。
お前たち巧みな口先と毒ある牙をもつ者は、それを罪とは思わず、それどころかすべてを見ていた神をも欺き続けられると驕り高ぶっている。
しかし、知れ!
もはやお前たちの罪は天まで積み上がり、いまや神の怒りの酒槽は激しく波打っている。
お前たち地にはびこる偽の子らを打つための、やがて誠の人の子らがやってくる。
そこでお前たちの罪は隠しきれなく暴き出され、欲望と血に穢れた偽りの王国ともども滅び去る。
私は今ここに告げた。
時は近い。
1.3 私たちはいつからホロコーストについて知るようになったのか?
[犠牲者600万人という数字の起源]
R(ルドルフ):もちろん、ホロコーストに関する私の定義は、数多くの定義の中の一つにすぎませんし、実際、ホロコーストにまつわる諸事件は各人各様さまざまな角度から眺められていますので、共通の舞台に立つことが難しくなっています。
このことは、次のテーマ、すなわち、「世界がはじめてホロコーストのことを耳にしたのはいつであったのか?」にも、とくにあてはまります。
これに対する回答は、ホロコーストという用語の定義にかかっています。
ですから、ここでは、問題を多角的に考察するために、ホロコーストに関する定義を拡張することにします。
そこで、次のように問題提起することにします。
中央ヨーロッパと東ヨーロッパの600万人ほどのユダヤ人が死の恐怖に脅かされている、もしくはすでに殺されているという事実を世界がはじめって知ったのはいつであったのか?
この質問に誰か回答できますでしょうか
L(聴衆):世界はドイツ占領下の地域で進行していたことを、終戦以前に、ある程度は知っていたと思いますが、犯罪の詳細や規模については知らなかったと思います。
R:では、私たちは、600万人という犠牲者の数字については、いつから話題にしていたのでしょうか?
L:この問題に光をあてたのは1946年のニュルンベルク裁判のときがはじめてだと思います。
R:それが普通の見解です。ドイツ占領下の地域で進行していることを調査できるようになったのは戦後になってからであるとお考えであれば、この見解は合理的に思われます。
しかし、もっと深く考察してみましょう。
ニュルンベルク裁判記録を分析すれば、ユダヤ人犠牲者600万人という数字は、人口調査による統計学的証拠にも、犯罪にまつわる物的証拠の調査結果にももとづいておらず、たんに、二人のドイツSS官僚の伝聞証言にもとづいていることがわかります。
そのうちの一つ、ヴィルヘルム・ヘットルによる証言は、文書証言としてだけ提出されています。
もう一つの、ディター・ヴィスリセニイの証言は、法廷での証人証言というかたちでした。
しかし、ヴィスリセニイは反対尋問を受けていません。